Cycle 6 : 体外受精2回目ー空砲
5月9日(J1)
日本から戻って絶妙のタイミングで生理。間に合った。
5月10日(J2)
本日より150UIでMenopurをスタート。
5月14日(J6)
モニタリング一回目。3つの卵胞を確認。
左のふたつは6, 7mm。右にひとつ6mm。小さいような気がするなー。
Menopurは225UIにレベルアップ。
5月18日(J10)
モニタリング2回目。14, 13, 11mm。
あんまり育ってる感じかしないな。この調子だとまだ一週間かかるかなー。
Menopur 300UI とOrgaletonを1日1回スタート。
5月21日(J13)
再度モニタリング。採卵できそうなところまで育ったので、採卵は明後日に決定。
排卵促進剤を23時30分に打つ。
5月23日(J15)
すでに勝手がわかっているので、麻酔はなしでとお願いして。午前10時頃に採卵に挑む。前回と同じ先生で、ものの5分で終了。
が、その後のデブリーフィングで、3つ採卵したものの空砲だったとのこと。私の年齢では珍しく、Ovitrelleがきちんと機能したのか確かめるから、採血をしてから帰宅するようにとの指示。
5月29日(J21)
Zouzouとのセッション。採血の結果を踏まえて、今回ダメだったデブリーフィングがあるつもりで行ったら、話はそんなに簡単ではなかった。
つまり、12月から半年間にわたり、体外受精のための刺激を行い、受精卵はひとつしかできなかった。これは、いったん立ち止まって考えるに値する。
このまま体外受精を続けるというオプション。そして、もうひとつは卵子提供を受けるオプション。夏の間は一旦休止して、卵子提供という選択肢についてどう考えるか教えてほしいとのことだった。
要点をまとめると、
- まず、フランスでは待機リストが長すぎ、2-5年待ちことになるので、スペインを勧める。スペインにはアジア人のドナーがいる。同じ人種の場合、90%のDNAは同じである。
- 実際に出産するのは私であるから、その後の養育を考えたときにも、こどもは疑問を持たない(お腹が大きい様子や出産の写真が残る)。また卵子提供をオープンにするかどうかも、人により、どちらでもいい。文字どおり、あなたの子宮がなければならないとう意味で、あなたが産み、母親となる。
- (ここまで、話を聞いている間に、どうしても涙が溢れてくる。)
- 専門医として、確証を持った意見はない。揺れている。どちらにしても、すぐには体外受精をできないので、新年度9月までブレイクをして、その間に卵子提供について学んでみてと、スペインのアソシエーションと、カウンセラーの連絡先を渡される。
- 卵子提供は、稀ではないということ感じられるだろうし、他に卵子提供を検討している人にも会えるだろう。
- 卵子提供は、最後の切り札だけれど、自分にとっては最強のカード。50%の成功率。もし卵子提供を受ければ、おそらくこどもを持てるだろう、と言ってあげられる。
- もしスペインで卵子提供を受ける場合、3-6か月。日本人を待つともう少しかかる可能性も。
- 社会保障から1500€ほど補助があり、自己負担は7000€ほどみておく必要がある。
- ふたりの間で話し合わないといけない
- 親族からの提供には賛成しない
- 養子は素晴らしいオプションだが、アプローチは違う。養子は、心に傷を負っていたり、自分の出生について疑問を抱える。卵子提供は、養育母が実際に妊娠、出産を経ており、そこに疑問はほぼ持たない。
- まだ若いから、今は卵子提供が考えられなくても、あとからできる。閉経してもできるし、45歳くらいまで平気。
とりあえず思いつく限りの質問をして、退室。
どうしたもんかな。まだ、ここまでの心の準備はできていなった。