パリで不妊治療

わたし・34歳 旦那・33歳。パリ在住。こどもを望みはじめて半年で不妊治療。顕微体外受精7サイクルトライ。

33歳になった・不妊治療をはじめる

2017年6月中旬

生活が落ち着いたということで避妊を解禁して半年。

「なんとなく予感がして」いたし、33歳になったこともあり、半年するかしないかのうちに病院へ。自宅から15分ほどの近場の婦人科で予約を取る。

初回は、問診とエコー。旦那と二人でクリニックに行き、年齢、生活習慣(飲酒、喫煙など)、生理の有無、過去の妊娠・流産経験の有無などひととおり問診。エコーで子宮の状態を見て、特に問題なし。

私たちが積極的に不妊治療に取り組みたい旨を伝えたことも手伝ったのか、フランスの一般的な方針なのかはわからないけれど、すぐに次のステップへ。

タイミングを意識するのは大事だよ、とは言いながらも、「まずはタイミング療法で数ヶ月様子を見る」なんていうのんびりしたことは言われず、まずはAMH検査と精子検査のための処方箋、排卵誘発剤のクロミッドをすぐに出してくれた。

 

2017年6月後半

10日後には、私のAMH検査の結果が、0,23ng/ml(正常値は2から10)と卵子のリザーブが極端に低かったので、クロミッドに加えてフォスティモン5日間分が処方される。

旦那の精子検査の結果、奇形率99%で、自然妊娠はいよいよ難しいそうなことが判明。

このふたつの検査は、すごく驚きはしなかったものの少し落ち込んだ。

早速、日本にいる家族に伝える。父親はとんちんかんなことを言うし、母親は前のめりすぎて(妹に、最悪の場合、私に卵子を提供する気はあるかと訊くという、、、)、まあいろいろな家族のかたちがあるし、一喜一憂せずに淡々と取り組もうと復活。

これは義兄夫婦が特に子供を望まず楽しくやっているのを見ていたり、年上の親しい友人が何人も不妊治療を経て妊娠したり、しなかったり、子宮外妊娠したり、流産したり、、と、いろんなことを聞いていたので、すんなり子供ができるなんてラッキーなことだ、くらいに思っていたからだと思う。

 

2017年7月

婦人科の医師からは顕微体外受精を勧められる。私のほうでもいくつか本を読んだ感じ、これだろうな、と思っていたので、すぐにプロトコルの書類を作成してもらうことにした。

人工授精なども試してからでないと国負担での体外受精はできないのかな?などと思っていたのだけれど、医者が必要と判断すればすぐに一番有効と思われる手段を選べるのね、と感心。(あとから、人工授精からスタートになるが、この時点ではそう思った)この3年間でフランスにいてよかったことベスト3くらいに入る気がする。

「よし、これで8月から体外受精でに移れる!」くらいに思ったけれど、そこはフランス。。。8月は医者もバカンスでいないので、秋から始めようね、と言われてしまい一回休み。旦那は8月中にもう一度精子検査をしておくよう処方箋をもらう。

 

2017年8月

旦那の精子検査は一回目と特に変わらず。私ももう一度AMHはしておくことにする(結果、0,19ng/mlでさらに数値が悪い)。

不妊治療の費用を国が負担してくれるという通知をもらう。これで準備万端。

医者からは、公立と私立どちらで勧めたいかを考えておくように言われる。ここにきてミチュエルを見直しておけという理由がわかった。専門医は通常より高い診療費などを設定するので、なんだかんだ自己負担が発生するらしい。

 

2017年9月

費用についてはよく分からないが、他の人のブログを見る限り、自己負担があるとは言っても、日本やアメリカでは一回100万近くかかるのと比べると文句は言えない。自分が会社で加入しているミチュエルに加えて、旦那も会社のミチュエルに私を追加しているとのことなので、まあ負担できないレベルではないだろうという憶測のもと、通いやすそうな私立の専門医への紹介状ををもらい予約を取る。

 

この時点で参考にした読み物

フランスで不妊治療 : Les joies de la vie

パリ高齢妊活日記