パリで不妊治療

わたし・34歳 旦那・33歳。パリ在住。こどもを望みはじめて半年で不妊治療。顕微体外受精7サイクルトライ。

デトックス

「不妊治療は淡々と、でもアグレッシブにやる」と、心に決めていて、

人工授精なんてすっ飛ばして、顕微体外受精だ!と意気込んでいたので、

体外受精にさえ辿り着けなかったことは、想定外で落ち込んでしまった。

割と淡々とした先生なので、とにかく泣く前に外に出たい、と思ってそそくさと診察室を後にした。やっぱり道を歩いていたら じんわり涙がこぼれる。

旦那は会議中だから電話もできないし、泣いたら心配させちゃうと思うと、すぐに話したくない。母親に電話するけれど、母親もどう慰めたらいいかわからない様子。二人目を妊娠中の妹には、なんだか直接言えない。すごく仲がいいし、妹の妊娠は嬉しいし、私には何も関係ないけれど。

本当だったら会社休んでしまいたいくらいだったけれど、今週は忙しく、そんな暇はない。会社に着いたら、それどころではなくなって、あっという間に夜。

帰りの電車で、またふと悲しくなって涙ぐむ。

でもこんなことでいちいち落ち込んでたら持たない。

好きなもの食べて忘れる。旦那と和食を食べに行く。

 

こどもが居なくても、私との人生があれば十分だよ。

どんなかたちでも望めば(卵子提供でも養子でも)こどもは持てるよ。

と、旦那は言ってくれる。

 

なんていうか、こんなこと言ってくれる旦那で幸せ者だ。もっともっと大事する。

落ち込んでる姿見せたくない。旦那のためにも強くありたいと思う。